キックペダル DW(ディーダブリュー) 6000NXを購入。

キックペダル DW(ディーダブリュー) 6000NXを購入。

2020/6/28

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長年、DW5000のシングルチェーン、アンダープレート無しを使っていて、
大きな不満は無かったのですが、一点だけ不満があり(後で記載)チェーンでは無くナイロンベルトタイプを試してみたいと思い、調べてみました。

買った際に、候補にあげた別の機種と、なぜDW6000NXを選んだかをメモ。

キックペダル DW ( ディーダブリュー ) 6000NXを買おうと思った理由。

そもそも大きな不満が無いと言っているDW5000を何故買い換えたいか、と言う理由から。

DW5000はシンプルな構造で、カムにチェーンがそのまま噛み合わせてあり、周りにカバーなどは無い、例えれば昔の自転車のチェーンの様?

何バンドか入れ替えのある、いわゆる対バン形式のライブの際、転換時に楽屋からステージ袖〜ステージ袖からステージ〜と言う感じで機材を運ぶ事が多いのですが、キックペダルのチェーンがカムから外れている事が多いです。
さあセッティングしようとバスドラムのフープにセットする際に気が付きます。
チェーンにはグリスが塗ってあり触るとベトベトするので、素手で触らないように折れて使わないスティックをスティックケースに入れておいて、それを使って外れてしまったチェーンをカムにセット。
という一連の作業が煩わしい。

グリスを定期的に塗ると、ペダルを収納して運んでいるケースの内側も汚れる可能性が高くなるので、どうしてもグリスを塗る作業を怠ってしまい、ペダルに良くないと分かっていても、あまりグリスを塗らないで使っていました。

何年も使って来て、カムが削れてしまいました。グリスをマメに塗らなかったせいもあると思います。カムを交換しても良いのですが、なかなかのお値段がして「SP040 8600円(税抜)※2020/06/28情報」もう少し金額を出せば別のペダルが買えるかなと・・・

長年使って来て、トラブル無しだったペダル。そろそろ普通に使うのはやめて、引退させてあげようかなと思ったのがペダル購入を考えたきっかけです。

キックペダル DW ( ディーダブリュー ) 6000NX買う前に考えた、求める条件。

  • ベルトドライブの物。
  • あまり価格が高くない物。
  • ダイレクトドライブではない物。

まず候補に挙がったのは、同じDW社のナイロンベルトタイプであるDW6000NX。

DW5000シリーズの再現とされている6000シリーズは3種類ラインナップがあって、DW6000AXはアクセラレーターと呼ばれる偏円カムでシングルチェーン、DW6000CXはターボと呼ばれる真円カムでシングルチェーン、DW6000NXは真円では無いカムでナイロンストラップ。DW5000の時とほぼ同じ様な仕様だと思うので、違和感は少なく使用出来る感じがします。

気になる点は、自分のDW5000はカムが真円なタイプ。DW6000NXは真円じゃないタイプ。
踏み込みの感覚が違うはず。どの程度違うかが気になりました。

DW6000

出典:株式会社モリダイラ楽器

もう一つの候補は、YAMAHAのFP720。

一度廃盤になったけど、復活した人気のペダル。
かなり評判が良いので興味があります。

二つの候補を試奏させて貰いに楽器屋さんへ。

もちろん設定もあるけどDW6000NXは自分のDW5000より踏み込みが軽く感じました。そしてやはり踏み込み時の感覚が自分のと違いました。少しクセを感じたので暫く悩みましたが、スプリングを微調整したり、慣れれば問題ないのではと判断。

YAMAHAのFP720も試奏。全然悪くない感覚ですが、何故かダブルが上手く踏めない・・・。スプリングをちょっと調整させてもらったけど、しっくり来ない。
暫く使って慣れないといけないかなと判断。

もっとゆっくり吟味すれば良かったかなと後で思いましたが、試奏室を長時間借りるのは申し訳ないので、そこそこのチェックで試奏を終えました。
DW6000NXでほぼ決まりかなと思いましたが、決定的に良いと言う判断が出来ないので、もう少し調べてみようと考えその日は保留にすることに。

後日、調べてみてもう一つ気になったペダルがYAMAHAのFP8500B。

これもベルトタイプ。さらに数日後に楽器屋さんで試奏させて頂いた。
各部しっかり作られていてノイズがほとんど無い印象。動きもスムーズ。だけど自分には少し重く感じる。プレートの重さかな?

色々悩んだ末、自分のペダルも持ち込んでじっくりと試走しないと選べないと判断。調整で何とかなりそうな、印象が一番良かったDW6000NXを購入しました。

今回候補から外れましたが、SONORジョジョ・メイヤー・パーフェクト・バランス・ペダルも気になったペダルの一つ。
自分にとっては価格が高いと言うのと、バスドラムのフープへのセッティング方法が特殊な事が気になって、今回見送りました。試奏だけはすれば良かったかなと反省。良さそう。

グリスで汚れないという事が基準であれば、ダイレクトドライブも候補に上がるかと思いますが、候補から外した理由は、数年前LUDWIGのスピードキングが気になって試走した際に、慣れるのに時間がかかりそうだなと感じたからです。
各社ダイレクトドライブを販売していて、全てのダイレクトドライブに当てはまるとは思いませんが、今回は候補から外しました。

キックペダル DW ( ディーダブリュー ) 6000NXを買って良かった事

買って良かったです。
考えもしてなかった事でちょっと驚いたのがノイズが少ない事。以前、録音時に気になる事があったチェーンのキコキコ音(メンテナンスがなっていないとも言えますが)ベルトのペダルはそれがほぼ無い事に気付きました。

そして一番の目的、ライブ転換時に手が汚れる心配がありません。

ベルトタイプに変えたら悩みから解放されました!
ペダルを収納するケースも汚れないし。これを機に新しいケースを買いました。

ペダルはリュックサックに入れて運ぶので、インナーバッグ的に扱える軽くてシンプルな物を使っています。

キックペダル DW ( ディーダブリュー ) 6000NXを買って気になった事

ベルトは割と丈夫で切れる心配は無いと思っていましたが、暫く使っていたある日ふと気付きました。あれ?カムに固定する為の穴が広がっている・・・。
おそらく切れるとしたらこの部分が伸びきって、切れる(裂ける)感じになるんだと思います。
これは定期的にチェックが必要。

DW ( ディーダブリュー ) 6000NX
DW ( ディーダブリュー ) 6000NXベルト
わかりにくいですが穴が伸びています

予備のベルトを購入して、常に持ち歩くようにしました。

キックペダル DW ( ディーダブリュー ) 6000NXまとめ

気になる点はあれど、シンプルでとても良いペダルだと思います。
個人的には悩みからも解放されたので、満足。